本の内容 夫を捨てて、突如出奔した母・絹子。「ドナウ河に沿って旅をしたい」という母からの手紙を受け取った麻沙子は、かつて5年の歳月を過ごした西ドイツへと飛ぶ。その思い出の地で、彼女は母が若い男と一緒であることを知った。再会したドイツの青年・シギィと共に、麻沙子は二人を追うのだが…。東西ヨーロッパを横切るドナウの流れに沿って、母と娘それぞれの愛と再生の旅が始まる。 ISBN 978-4-10-130703-9 みんなのクチコミ
★★★★★ 上下全2巻。典型的なメロドラマのような展開かな、とあまり期待しなかったのが却ってよかったのかもしれない。少し謎めいたストーリーと、4人のメインの登場人物、そしてドナウ河沿いに旅する途中で出会ったそこに暮らす人々など、その当時のその国の情勢を背景に「この先はどうなるのだろう」と興味が持続し、わずか2日で読み終えたほどのおもしろさだった。母・日野絹子50歳、娘・日野麻沙子29歳、絹子の愛人・長瀬道雄33歳、真沙子のドイツ人の婚約者・シギィ33歳、もしくは数多くの名脇役たちの誰かに感情移入して多くの人がこの小説を読み進むのではないかと思う。それは、読んだ時の自分の年齢や立場にも左右されるのだろう。人間の脆さやたくましさ、めぐりあいの不思議さなど、読んでいる間、いろんな思いが頭をかけめぐり、私にとって心に残る一冊となった。
★★★☆☆ ドナウ川に沿って旅する二組の男女。これを読んで旅をしたくなったのは私だけではないだろう。印象に残っているのはアムシュタインのこの台詞。「賢すぎる女も、それに愚か過ぎる女も、人生を劇のように生きられないわ・・・さあ、そろそろ準備をなさい。忘れ物はない?」
★★★★☆ 作家は男性なのに(だから?)、女性が生き生きと描かれている。長い物語で、一緒に旅をしている気分になっていったので、最後は読み終わってしまうのが寂しかった。 新着クチコミ   クチコミはまだありません。 この商品を取り扱っている専門店 |
|
|
|
||||||||||||