本の内容 ハイムには自分だけの「世界」があった。歪んだ性と暴力の気配に満ちた世界が。社会に適応できず、母親と2人、ひきこもるように暮らすハイムの病んだ妄想。それがやがて現実を侵し、おぞましい事件を引き起こす…孤独な青年の狂気が爆発するさまを、ノワールの鬼才がひえびえとした筆致で描いた、戦慄必至の傑作暗黒小説。 ISBN 978-4-16-752795-2 著者情報
ヴォートラン,ジャン(Vautrin,Jean) ※本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです みんなのクチコミ
★★★★☆ 海外九位。こいつは最高にヤバい。トンプスンだってもうちょっとわかりやすい話を描くし、エルロイだってもうちょっと現実的な話を描く。テランのような爆発的なエネルギーもなく気持ち悪いものがとぐろを巻いている印象。もうどこからが現実でどこからが幻、登場人物の誰が正常で誰が狂ってるのかまったくわかりません。有り体に言っちまえば全員とち狂ってるんでしょうが、誰を物差しに主人公の狂気と幻想を計ればいいのか解らないこの座りの悪さはさすがフランス、人間の機微の気持ち悪さを描かせたら世界一です。もうノワールというジャンルは乱立し過ぎて何がノワールで何かそうじゃないのかわかりませんが、久しぶりに本物を読んだ、そんな気にさせられます。余談ですが、作中で何度も語られるスーチンの「ドアボーイ」という絵画は、本作を読んだなら必見モノです。
★☆☆☆☆ 僕は12歳。ホテルのボーイをしている。 新着クチコミ   クチコミはまだありません。 この商品を取り扱っている専門店 |
|
|
|
||||||||||||