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金閣寺

改版  新潮文庫

お客様おすすめ度

★★★★ 商品クチコミ(31件)

著者/訳者

三島由紀夫/著

出版社名

新潮社 新潮社

発行年月

2003年05月

サイズ

375P 16cm

販売価格

620円

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本の内容

1950年7月1日、「国宝・金閣寺焼失。放火犯人は寺の青年僧」という衝撃のニュースが世人の耳目を驚かせた。この事件の陰に潜められた若い学僧の悩み—ハンディを背負った宿命の子の、生への消しがたい呪いと、それゆえに金閣の美の魔力に魂を奪われ、ついには幻想と心中するにいたった悲劇…。31歳の鬼才三島が全青春の決算として告白体の名文に綴った不朽の金字塔。

ISBN

978-4-10-105008-9

みんなのクチコミ

★★★★★

戦後文学の傑作。

三島の数ある作品群の中でも、豊饒な言語世界、一分の隙もない観念小説として傑出しています。三島の作品評論は、全作品ベタ褒めの佐伯彰一より、(三島の天敵だった)寺田透(『真夏の死』論は有名ですね)や(同じ”鉢の木会”同人で親しかった)中村光夫のほうが好感がもてますネ。

『新潮〜三島由起夫読本〜』昭和46年1月臨時増刊号の中村光夫の『金閣寺』論は卓見です。現行の新潮文庫の表紙は、『炎舞』速水御舟。

【初版本】は、本体は”朱塗り×文字:金箔押し”、カバーはやはり『炎舞』をデフォルメしたようなデザイン。

【本文より】

”突然私にうかんで来た想念は、柏木が言うように、残酷な想念だったと云おうか?とまれこの想念は、突如として私の裡に生れ、先程からひらめいていた意味を啓示し、あかあかと私の内部を照らし出した。まだ私はそれを深く考えてもみず、光に搏たれたように、その想念に搏たれているにすぎなかった。しかし今までついぞ思いもしなかったこの考えは、生れると同時に、忽ち力を増し、巨きさを増した。むしろ私がそれに包まれた。その想念とは、こうであった。
『金閣を焼かねばならぬ』”

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★★★★

ここまで行くと天才と狂気は紙一重。三島文学はあまり好きではないですが、文学性は太宰文学より高いです。

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★★★★★

三島由紀夫の名作。
犯罪を犯す心理の描写が凄い。けっこう滅茶苦茶な話なのだが、それをここまで高いクオリティーで仕上げていることに作家の力量が表れていると思う。

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★★★★★

昭和25年に実際に起こった出来事、金閣寺炎上をモチーフにしています。完全なる美、金閣に魅せられた学僧がそれを燃やすに至るまでの心理の変遷を美しい言葉で描いています。学僧を明るいところに留めてくれるはずであった朋輩の死、同学の友に見る暗い悪意、親からかけられる期待の大きさ、そんな外的要因が積もって「美」の象徴である「金閣」を憎むようになります。作者独特の情景描写が素晴らしく、日本語の美しさ、奥深さ、読者の醍醐味を満喫させてくれる作品です。

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★★★★★

若者が犯罪を犯すまでの心の経緯が本当にリアルに書かれている。
構成の仕方も感服。

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