【絵本ナビより】
みどころ
ブタを食べたいオオカミがいつの間にかバレエの世界に引き込まれ、本能にくすぐられながらも舞台鑑賞を楽しむ姿がユーモラスです。中表紙に描かれたオオカミはバレエ関連の専門書を開き、部屋にはバレエの絵が飾られていることから、もともとバレエ好きのオオカミだったのですね。食べたい、でもバレエもおもしろい……と静かに葛藤を繰り返しながらしながら迎える結末は、演劇好きなセンダック&マーシャル・コンビならではの演出です。訳者の丁寧な解説による本作誕生の背景を知れば、興味も倍増のゆかいな作品です。——(ブラウンあすか)
絵本ナビメンバーの声
オオカミがおもしろかったです。ぶたが食べたいのにバレエの方がすきになるからです。ぶたいに出ようとするからすごいと思いました。バレエってそんなにたのしいのかなあと思いました。バレエが見たくなりました。(はなびや2さん 10代以下・愛知県○市 )
著者情報
マーシャル,ジェイムズ(Marshall,James)
1942年10月2日、アメリカ・テキサス州サン・アントニオにて生まれる。最初は音楽家を志すが、怪我のため断念。その後、高校でフランス語とスペイン語を教えるかたわら、自分の楽しみのために絵を描き始める。友人に勧められ、ボストンにある出版社に絵を持ち込み、出版にこぎつけたのを皮切りに、文章、文章と絵、そして絵のみの作品を次々と発表。1992年10月12日に亡くなるまで40冊以上の本を手がけた。アメリカでもっとも愛されている絵本作家の一人
センダック,モーリス(Sendak,Maurice)
1928年三人兄弟の末っ子としてニューヨークで生まれる。子どものころ病弱だったせいもあり本に囲まれて育つ。高校在学中からイラストレーターとして活躍しはじめ、アート・スチューデント・リーグでさらに美術を学ぶ。1947年19歳のときに初めての作品を出版。1964年には代表作『かいじゅうたちのいるところ』(冨山房)でコールデコット賞を受賞、1970年にはそのすばらしい業績に対し、アメリカ人としては初めて国際アンデルセン賞を受賞している。1983年には全米図書館協会からローラ・インガルス・ワイルダー賞を受賞。また1996年にはナショナル・メダル・オブ・アーツを授与された。その作品は世界中で愛され、日本でもほとんどすべての作品が翻訳されている。また、絵本ばかりでなく、舞台やアニメーションなど幅広い分野で輝かしい業績を残している
さくま ゆみこ(サクマ ユミコ)
1947年東京生まれ。出版社勤務を経て、フリーの翻訳者・編集者に。その訳には定評があり、数多くの賞を受賞している
※本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです