本の内容
このふしぎに沈着な物語たちは、きのうかたるきょうのこと、のようでもありませんか。—敗戦前後の満州、シベリヤ抑留経験から紡ぎ出された珠玉の短篇。
敗戦前の満洲、シベリア抑留時代の経験から紡ぎ出されたブラックユーモアあふれるメルヘンの数々をコンパクトにまとめた名作集。
著者情報
長谷川 四郎(ハセガワ シロウ)
1909年、北海道函館に生まれる。ジャーナリスト長谷川淑夫(世民)の四男。1936年、法政大学文学部独文科卒業。翌年、満州鉄道株式会社入社。大連や北京で欧文資料の収集整理、シベリヤ調査に従事。1942年退社後は満州国協和会調査部に入り蒙古班に所属。同年、アルセーニエフ『デルスウ・ウザーラ』を翻訳刊行。1944年3月、軍に召集され、ソ満国境の監視哨に配属。翌年8月よりチチハル、ついでシベリヤ各地の捕虜収容所を転々とし、1950年2月帰国。1954年、新日本文学会入会。1956年、安部公房、花田清輝らと現代芸術研究会(後の記録芸術の会)を結成。1987年没
小沢 信男(オザワ ノブオ)
1927年、東京新橋に生まれる。作家、日本大学芸術学部卒業。大学在学中より「新日本文学」に加わり、以後、小説、詩、俳句、評論、ルポルタージュなど多ジャンルにわたる執筆活動を展開。著書『裸の大将一代記—山下清の見た夢』(2000、桑原武夫学芸賞)ほか
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