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最後のプルチネッラ

Style‐F

お客様おすすめ度

★★★★ 商品クチコミ(4件)

著者/訳者

小島てるみ/著

出版社名

角川グループパブリッシング 角川グループパブリッシング

発行年月

2008年04月

サイズ

255P 20cm

販売価格

1,680円

取扱状況

絶版重版未定 取り扱い表記について

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本の内容

紀元79年、ネアポリス。“ご主人様”の命により、道化は「人生」を与えられた。奔放な巫女、双頭の修道士…ナポリを舞台に、道化は数奇な転生を繰り返していく—。現代イタリア・ナポリ。演劇一門の貴公子・ルカと大道芸で日銭を稼ぐ少年・ジェンナーロは、舞台「最後のプルチネッラ」の稽古を通じてナポリを象徴する道化“プルチネッラ”の謎に迫る。二つの物語が時空を超えて重なる時…。貧しく豊かな劇場の町・ナポリのすべてを抱擁する即興仮面喜劇、開幕。

美貌の貴公子ルカと大道芸人ジェンナーロは、舞台の稽古を通じてナポリを代表する道化<プルチネッラ>の謎に迫る。

ISBN

978-4-8291-7661-0

新聞、雑誌掲載

 読売新聞 2008年06月22日掲載

著者情報

小島 てるみ(オジマ テルミ)
宮城県生まれ。専修大学文学部英米文学科卒。イタリア、スペイン、ラテンアメリカに語学留学。女装者、役者、コンテンポラリー・アーティストなど、境界をとかし世界と深く交感する人々に取材、ネイティブの協力を得てイタリア語で「からだ」をテーマに小説を書く。「最後のプルチネッラ」にて、第一回ランダムハウス講談社新人賞優秀賞受賞作「ヘルマフロディテの体温」(ランダムハウス講談社)と同時デビューを飾る 

※本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです

みんなのクチコミ

★★★☆☆

貧しく豊かな劇場の町・ナポリのすべてを抱擁する即興仮面喜劇、開幕。

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★★★★★

“最後のプルチネッラ”と呼ばれた祖父を持ち、かつて天才子役と言われたルカはワークショップで、亡き父の跡を継ぎ“プルチネッラ”の大道芸をするジェンナーロと出会った。
二人は稽古を通じて、プルチネッラという存在を辿ることに…。
◆『ガラスの仮面』を思わせるような二人の演劇少年の物語と転生を繰り返す“道化”の物語で成立っています。
演義を通し自らと向き合う演劇少年の話も面白いのですが、ナポリの歴史に彩られた転生する道化の物語が個人的には好みです。
というか長編にしても面白そうな話もあるんですけど。
その上に消えずに積み重なっていく記憶と一度しかない生命、魂と肉体といったテーマがよくって、またナポリという街に興味を抱かせます。
『ヘルマフロディテ〜』もよかったけどちょっと読み手を選ぶ部分がありましたが、こちらは演劇少年の爽やかさがあるので素直にオススメできる作品です。
しかしこれで新人なのか!今後の作品がとても楽しみですね。
◆ちなみにプルチネッラとはだぶついた白いシャツに白の三角帽子、黒いマスクのナポリを象徴する道化のこと。
そして最後のプルチネッラとは今後現れないだろうというプルチネッラ役者に対する最高の尊称です。

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★★★☆☆

演劇「最後のプルチネッラ」でプルチネッラ役を争う対照的な二人の少年の成長をナポリの歴史と人々の秘めたる思いを描き出す繊細で情熱的な現代の寓話。

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★★★★★

以前読んだ本がすごく良かったので。<最後のプルチネッラ>と評される名喜劇役者を祖父に持つサラブレットのルカ、スペイン地区で父親がやっていたプルチネッラを継ぎ町中でプルチネッラを演じる少年ジェンナーロの二人が、トレド劇場で行われる演劇のワークショップで<最後のプルチネッラ>の称号をかけて競う。<黒い道化師>からプルチネッラについての演技を学ぶ二人と、御主人を笑わせるまで何度も生まれ変わり、いろんな人生を送る道化の物語が交互に書きつづられている。もうアタマの中でルカがリオン(TOD)でジェンナーロがリッド(TOE)に変換されてしまう。相変わらず美しい文章と独特な世界観、そして人間の生きる意味などについて深く描かれています。

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