本の内容
「Business Book of the Year 2010」受賞。全米No1ビジネス書が、ついに日本上陸! 世界経済の今後を左右するのは断層線(フォールト・ラインズ)だ!
とり残される貧困層、一人勝ちの輸出国、市場資本主義とは異質な新興国の台頭----。
世界を分断する「大いなる不均衡」が新たな危機を招き寄せる。
著者のラグラム・ラジャン氏は、世界金融危機をその3年も前に正確に予見し、世界中のメディアから大きな注目を浴び続ける経済学者です。現職はシカゴ大学ブース経営大学院教授ですが、IMFのチーフ・エコノミストだった2005年、FRBの公式行事で金融危機の火種がばらまかれていると警告しました。グリーンスパンFRB議長にとって最後の会合で不吉な予言をしたため猛烈な批判を受けたものの、その分析の正しさはのちに実証されることになります。本書は、そのラジャン教授による、日本初の単著です。
断層線(フォールト・ラインズ)。この概念を理解することなしに、世界経済の今後を見通すことはできません。富裕層/貧困層、輸出国/輸入国、先進国/新興国---それらの狭間では、新たな経済危機を招く大きな亀裂が、今も静かに、そして深く広がりつつあります。ラジャン教授はそれを「断層線」と呼び、いくつもの`隠された亀裂'を丁寧に、わかりやすく浮き彫りにしました。
これまで何が間違っていたのか。これからどう修正すべきなのか。それに気付き、先手を打って負の連鎖を断ち切らないかぎり、あの「百年に一度」の悪夢はふたたび繰り返してしまうでしょう。
著者情報
ラジャン,ラグラム(Rajan,Raghuram G.)
米シカゴ大学経営大学院教授。1963年インド・ボーパール生れ。米マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号を取得。金融や銀行論を専門とし、経済成長に金融が果たす役割について研究している。2003年に最年少で国際通貨基金(IMF)のチーフ・エコノミストに就任したほか、インド財務省、世界銀行、米連邦準備制度理事会(FRB)などの顧問を歴任。06年末より現職に復帰。「世界金融危機を、発生の3年も前に的確に予言した経済学者」として、世界中から大きな注目を浴び続けている
伏見 威蕃
1951年東京生れ。早稲田大学商学部卒。商社勤務を経て翻訳家に。訳文の完成度の高さを評価され第1回国際理解促進図書・優秀賞を受賞
月沢 李歌子
津田塾大学英文学科卒。外資系金融機関勤務を経て翻訳家に
※本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです