本の内容
生物進化の壮大な物語を大きく4部に分けてすすめていく。まず、遺伝システムのはたしてきた役割を解説し、つぎに霊長類の生態と行動の多様性についての議論を行う。つづいて化石に記録されている、ほ乳類とヒトをつなぐ生命の連鎖について最新の情報を取り入れ、さらに現代人の行動形成に進化がどのようにかかわっているのかについて考察している。アメリカの大学で定評のあるHow Humans Evolved第5版を翻訳した本書は、新しい発見をふまえた研究の成果が随所に加えられ、人類進化研究のダイナミズムを提示している。
目次
プロローグ なぜヒトの進化を研究するのか?
第1部 どのように進化は働くのか(自然淘汰による適応
遺伝学
現代的総合
種分化と系統発生)
第2部 霊長類の生態と行動(霊長類の多様性と生態
霊長類の配偶システム
協力の進化
霊長類の生活史と知性の進化)
第3部 人類の系統の歴史(ツパイから類人猿へ
ヒト上科からヒト族へ
オルドワン石器製作者とヒトの生活史の起源
ヒト族からヒト属へ
ホモ・サピエンスと現代人的行動の進化)
第4部 進化と現代人(ヒトの遺伝的変異
進化と人間行動
ヒトの配偶者選択と育児)
エピローグ この生命観には壮大なものがある
著者情報
松本 晶子
現在、琉球大学観光科学研究科・教授。専門分野は生物人類学
小田 亮
現在、名古屋工業大学大学院工学研究科情報工学専攻・准教授。専門分野は比較行動学、自然人類学
※本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです
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