本の内容
一三代目片岡仁左衛門の次男に生まれ、上方の歌舞伎に命を注いできた日々を振り返り、数々の芸談、素顔の松嶋屋について熱く語る。
アールズ出版のこだわり
セリフの言葉ひとつにも、その役の性根をあらわすような呼吸、間合いがあるということを、あらためて思い知りました。著者が語る上方のをんなは、役のひとつひとつを繊細に描きだし、上方歌舞伎の世界へ導いてくれます。歌舞伎ファンはもちろん、これから歌舞伎役者を目指す方々にとっては、これほど貴重なテキストはありません。また各演目の芸談だけでなく、松嶋屋に生まれ育った著者ならではの、他では知ることのできない思い出の数々や、女方の役者としての苦悩、三男の孝夫が十五代目仁左衛門襲名に至ったことなども忌憚なく語っている。
目次
第1章 秀太郎、とわずがたり(「松嶋屋」に生まれて
顔見世の思い出)
第2章 上方のをんな歌舞伎譚(河庄「小春」
恋飛脚大和往来「梅川」、「おえん」
吉田屋「おきさ」
沼津「お米」
女殺油地獄「おかち」、「小菊」、「お吉」、「おさわ」)
第3章 三大義太夫狂言(菅原伝授手習鑑「苅屋姫」、「立田の前」、「桜丸」、「八重」、「戸浪」
義経千本桜 すし屋「弥助実は平維盛」、「小せん」
仮名手本忠臣蔵「顔世御前」、「おかる」、「お才」、「お石」)
第4章 上方の歌舞伎に生きて(仁左衛門歌舞伎
関西歌舞伎中之芝居
上方歌舞伎塾と平成若衆歌舞伎
上方歌舞伎への思い)
著者情報
片岡 秀太郎
本名・片岡彦人。十三代目片岡仁左衛門の次男に生まれる。1946年京都南座での『吉田屋』禿役で片岡彦人の名で初舞台。1956年大阪歌舞伎座の『河内山』の浪路で二代目片岡秀太郎を襲名。やわらかみのある上方の女方として、活躍を続けている
※本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです
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