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蜩ノ記

お客様おすすめ度

★★★☆☆ 商品クチコミ(1件)

著者/訳者

葉室麟/著

出版社名

祥伝社 時代小説もっと見る…

発行年月

2011年11月

サイズ

327P

販売価格

1,680円

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※第146回直木三十五賞受賞作品(平成23年度下半期)


本の内容

生きるとは…。命を区切られた男の気高く凄絶な覚悟を穏やかな山間の風景の中に謳い上げる、感涙の時代小説。

内容(「BOOK」データベースより)

豊後・羽根藩の奥祐筆・檀野庄三郎は、城内で刃傷沙汰に及んだ末、からくも切腹を免れ、家老により向山村に幽閉中の元郡奉行・戸田秋谷の元へ遣わされる。秋谷は七年前、前藩主の側室と不義密通を犯した廉で、家譜編纂と十年後の切腹を命じられていた。庄三郎には編纂補助と監視、七年前の事件の真相探求の命が課される。だが、向山村に入った庄三郎は秋谷の清廉さに触れ、その無実を信じるようになり…。命を区切られた男の気高く凄絶な覚悟を穏やかな山間の風景の中に謳い上げる、感涙の時代小説。

ISBN

978-4-396-63373-8

著者情報

葉室 麟
1951年、北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年、『乾山晩愁』で歴史文学賞を受賞し、作家デビュー。07年、『銀漢の賦』で松本清張賞を受賞 

※本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです

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★★★☆☆

十年後に切腹を命じられた男にまつわる物語である。男は十年かけて、切腹を命じた己の藩の家譜を書くのである。その家譜の手伝いと男の監視をも兼ねた若い武士が藩から送られる。送られた男、檀野庄三郎の視点でこの小説は展開する。

檀野の心の変化と切腹を命じられた男の息子の成長もうまく描かれているが、藤沢周平の『蝉しぐれ』と似通った設定もあり、首を傾げる。

時代小説は藩や武士制度と言う制約があり、似たようなストーリーになりがちだ。その制約の中でどう手をつくして新たな時代小説を生むのか、作家というものはつくづく大変な仕事である。

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