本の内容 廃航せまる青函連絡船の客室係を辞め、函館で刑務所看守の職を得た私の前に、あいつは現れた。少年の日、優等生の仮面の下で、残酷に私を苦しめ続けたあいつが。傷害罪で銀行員の将来を棒にふった受刑者となって。そして今、監視する私と監視されるあいつは、船舶訓練の実習に出るところだ。光を食べて黒々とうねる、生命体のような海へ…。海峡に揺らめく人生の暗流。芥川賞受賞。 ISBN 978-4-10-136127-7 新聞、雑誌掲載 読売新聞 2006年08月13日掲載 みんなのクチコミ
★★★★★ ★お客様コメントでも書き込み多数!是非参考にしてください。★私の仕事は看守。過去の自分を知る人は私を見ても私だと気づかないだろう。いじめられていた小学生時代。弱そうに見える自分を中学、高校で鍛え上げ体つきもたくましくなった私をだれもいじめなくなった。これは運命のいたずらなのか?看守として働きだした私の元にあいつがやって来る。そう小学生のとき私をいじめたあいつが罪人として・・・。
★★★★☆ 少年時代に自分をいじめた英雄気取りないじめっ子が、大人になり看守となった主人公の前に、囚人として現れる。肥大した自尊心の塊である男の心の闇を、その行動から詩的に描いています。
★★★★☆ 116回芥川賞受賞作、刑務所看守となった元青函連絡船船員が、子供の頃、いじめられて居た「花井」が囚人として入所してきた…サスペンスではないですが、結構ドキドキします。
★★★☆☆ 芥川賞受賞作。全体に重い空気が圧し掛かる。描かれている世界を場面として空想してみると良い。映画を見るように。舞台は函館。今はなき青函連絡船が物語を色濃く縁取る。 新着クチコミ   クチコミはまだありません。 この商品を取り扱っている専門店 |
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