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本の内容 19年前の大阪の質屋殺し。迷宮入りしたこの事件に関係した少年と少女が歩んだ道は…。絶望の白い光の中、魂の荒野を行く男と女を、叙事詩的スケールで描く傑作ミステリー長篇。 (解説・馳 星周) ISBN 978-4-08-747439-8 著者情報
東野 圭吾(ヒガシノ ケイゴ) ※本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです   コメントはまだありません。 新着レビュー この商品への新着レビューを表示しています。 (全てのレビューを見るにはこちら)
★★★★★ さすが東野圭吾!、とまたまた東野作品の魅力を再認識。文庫の表紙カバーの見返しには東野さんの写真も載っていて、こんなに爽やかな感じの人だったんだ、と意外に思った。この作品の主人公は二人、唐沢雪穂と桐原亮司。彼らの周囲で起こる事件・犯罪の数々…。物語は1973年に起きた事件、「質屋殺し」から始まる。被害者の息子、亮司、そして容疑者の娘、雪穂。迷宮入りとなったこの事件を執念深く追っていく刑事、笹垣。年月が過ぎ、雪穂は美しいだけでなく知的で魅力的な女性に、亮司はさらに謎の多い男になっていく。方や笹垣は確実に事件の本質をつかんでいく。ミステリという枠で簡単にくくることがためらわれる一大ドラマ。大阪が舞台であることや、ところどころに東野さんの素顔が見え隠れしている。主人公達の年代に近い私は、物語の各章に描かれたその時代の流行、背景などが自分の体験や記憶と重なる部分が大いにあり、自分自身がまるで物語を体験しているような錯覚を覚え、東野さんという作家により親近感を抱いた。ただ一言、自信を持っておすすめ!
★★★★★ ◆2002年5月発売
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