本の内容 ぶらんこが上手で、指を鳴らすのが得意な男の子。声を失い、でも動物と話ができる、つくり話の天才。もういない、わたしの弟。—天使みたいだった少年が、この世につかまろうと必死でのばしていた小さな手。残された古いノートには、痛いほどの真実が記されていた。ある雪の日、わたしの耳に、懐かしい音が響いて…。物語作家いしいしんじの誕生を告げる奇跡的に愛おしい第一長篇。 目次 ひねくれ男 ISBN 978-4-10-106921-0 新聞、雑誌掲載 朝日新聞 2007年10月07日掲載 著者情報
いしい しんじ(イシイ シンジ) ※本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです みんなのクチコミ 「このクチコミが参考になった」と答えた人: 1人/1人中
★★★★★ ぶらんこが上手で、指を鳴らすのが得意な男の子。声を失い、でも動物と話ができる、つくり話の天才。もういない、わたしの弟。―天使みたいだった少年が、この世につかまろうと必死でのばしていた小さな手。残された古いノートには、痛いほどの真実が記されていた。ある雪の日、わたしの耳に、懐かしい音が響いて…。物語作家いしいしんじの誕生を告げる奇跡的に愛おしい第一長篇。 ◆童話作家ともまた違う。物語作家という呼称がいしいしんじにはよく似合う。語りかけるような優しい文章に、不安、怒り、悲しみ、そして喜びといった感情が生々しく描かれ、残酷な事実も、儚い希望もすべてが胸に突き刺さる。童話というにはリアルで、小説というには幻想的過ぎる。そんな物語。
★★★★★ 一緒に旅行に行った人にもらった本です。
★★★★★ (ぶらんこ乗り)はおねえちゃんの語り口から始まる。弟は平凡な子供とは違う、すべてにおいてずば抜けた能力を持つ男の子。学校の勉強はもちろん、ぶらんこに乗ることや遊びを考えることでもずば抜けてうまい。弟は小学校に通いながら、大人以上に世の中を見透かしているように見える。しかし、弟は孤独に怯えこの世とのつながりが分からなくなる。おねえちゃんの存在だけが、この世に帰らしてくれる。冷たく、少しこわい雰囲気にだんだんと包まれて、最後、なんだかすごいものを見てしまった・聞いてしまった、という感覚になる。
★★★★☆ 声を失って、動物の話が聞けて、おはなしを書くのが上手で、ぶらんこに乗るのが得意なあの子。私の弟。今日、あのこが残したノートが出てきた。そう、あのこは確かに存在したんだ…。いやはやなんつーか…帯や解説でもあるように、「物語書き」ですね、この方は。大人でも楽しめるけど、子どもでも楽しめる。そんな物語。解説で「いしいしんじは“偉大なるウソツキ”だ」って言ってるけど、その通り。こんな不思議であたたかい物語は久しぶりで新鮮。国語の教科書にでも載っていそう。他の本も読んでみたいと思った。 新着クチコミ
★★★☆☆ 『トリツカレ男』と同じ著者:いしいしんじさんの本です。 この商品を取り扱っている専門店 |
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