本の内容 DVDや衛星放送が普及し、あらゆる“埋もれた名作”が発掘、復刻されている21世紀。しかしその片隅では、存在のみ知られながら、いまだ決して目にすることができない一部の作品群が、ひそかに語り継がれ続けている。これらの物語は、いったいなぜ「封印」されてしまったのか?誰が、いつ、どこで、「封印」を決めたのか…?大学生時代、ネット上での酒鬼薔薇聖斗の顔写真公表の動きに関わった経験も持つ著者が、戦後の特撮、マンガ、ゲームを中心に、関係者の証言を徹底的に集め、その“謎”に迫る。必読の新世代ルポルタージュ。 目次 第1章 闇に消えた怪獣(『ウルトラセブン』第12話「遊星より愛をこめて」)(消された思い出 ISBN 978-4-87233-887-4 新聞、雑誌掲載 読売新聞 2004年11月07日掲載 , 毎日新聞 2004年10月17日掲載 著者情報
安藤 健二(アンドウ ケンジ) ※本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです みんなのクチコミ
★★★☆☆ 様々な事由で封印され、皮肉なことに封印されたせいで有名になってしまった作品について書かれた本。作品そのものへの言及は少なく、むしろそれが封印されるに至るまでの展開と根本的な原因を追求しています。著者の無知無関心ゆえに書けた、刺激の強い一冊。
★★★★☆ 人権意識の高まり、版権の問題、自主規制などから、その作品が発表されてもその後お蔵入りしてしまう作品が数多くあるといいます。この本では作品が封印された事情やその経緯、その内容が本当に封印されてしかるべきものなのかを検証していきます。総じて当時は今ほど自主規制や人権意識も普及しておらず、障害者や差別に対する認識が甘かったという背景がありました。と同時に抗議する団体にしても、積極的に世の中に発言していこうとする時代の気運のようなものがあったといいます。島クマ的に印象に残ったのは、怪奇大作戦とブラック・ジャックの封印作品についてでした。
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