本の内容
アキバの空、アリアケの夏—。アニメ的なイラストが特徴のエンターテインメント小説、ライトノベル。メディアミックスを通してダイナミックに展開するその歴史をたどり、オタク文化・ゲーム・児童文学などとの関係性を解説するとともに、ライトノベルを読み解くための多様な視点を示す。具体的な作品読解を交えながら、ライトノベルにアプローチする方法を丁寧にレクチャーする入門書。
目次
第1部 文化(メディアミックス—ラノベキャラは多重作品世界の夢を見るか?(川崎拓人/飯倉義之)
オタク文化—受容と供給の欲望(山中智省)
マンガ—表現のパイオニア(佐藤ちひろ)
レーベル—とある文庫の刊行目録(高島健一郎)
キャラクター(山川知玄)
萌え(山川知玄)
イラスト(矢崎洋平))
第2部 歴史(TRPG—ライトノベルの一源流(中村亮)
児童文学—ライトノベルと児童文学の「あいだ」(井上乃武)
SF—ジャンル小説からのまなざし(石崎純一)
セカイ系と日常系(山口直彦)
美少女ゲーム(山中智省))
第3部 視点(ジェンダー—少年少女の出会いとその陥穽(久米依子)
社会学—「現実」に憑かれた言説(塚田修一)
読者—「読者」としての「ヤングアダルト」(大橋崇行)
あとがき(樋渡隆浩)
文学への越境(大澤聡)
情報工学とライトノベル(山口直彦))
第4部 読む(柴村仁『我が家のお稲荷さま。』(一柳廣孝)
神坂一『スレイヤーズ』シリーズ(及川早紀)
木原音瀬『無罪世界』ほか(山田健一郎)
野村美月『文学少女』シリーズ(大島丈志)
おわりに(久米依子))
著者情報
一柳 廣孝(イチヤナギ ヒロタカ)
和歌山県生まれ。横浜国立大学教員。専攻は日本近代文学、日本近代文化史
久米 依子(クメ ヨリコ)
東京都生まれ。目白大学教員。専攻は日本近代文学、日本児童文学
※本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです
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