本の内容
戦争末期の鹿屋航空基地で主計兵長を務めていた男が出会ったのは、三人の特攻隊員と一人の美女。出撃命令を待つ彼らの間には、ある密約が交わされていた。「自分達の命は短いが、その短い命を使って順にあの女を守り抜こうとする。特攻隊員の意地みたいなもんだ」国に命を捧げた男たちと、彼らの想いに殉じた女の哀切きわまる恋愛譚。鬼六文学の最高峰、そして原点ともいえる最新長篇。
「おれが飛び立ったら、この女をお前の妻にしろ」。3人の特攻隊員と、彼らの思いに殉じた1人の女の哀切きわまる愛のかたち。
著者情報
団 鬼六(ダン オニロク)
1931年、滋賀県生まれ。関西学院大学法学部卒業。さまざまな職業を転々としたのち、1957年、文藝春秋のオール新人杯に入選し、執筆活動に入る。「奇譚クラブ」に投稿した「花と蛇」が評判を呼び、以後「夕顔婦人」「紅薔薇夫人」「無残花物語」などの作品で嗜虐的官能小説の第一人者となる
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