本の内容
急速に高齢化が進む日本社会。このままでは二〇一四年には五十万人もの介護労働力が不足するという。そんな中、二〇〇八年から外国人介護士の国内への受け入れが始まったが、この制度も介護地獄解消の切り札とはなりそうもない。何が問題の解決を阻むのか。インドネシア、フィリピン現地徹底取材。「介護の闇」に迫るドキュメント。
外国人介護士の国内受け入れはなぜ、介護地獄解消の切り札とならないのか。その背後にある政官利権の構造と、国の構想力の欠如ぶりを描く。
目次
プロローグ 同床異夢の“介護開国”
第1章 楽園の向こう側—フィリピン介護難民
第2章 ジャパニーズ・ドリームという幻想—介護ヘルパーになったフィリピーナたち
第3章 官僚の罠—外国人介護士を跳ね返す行政の壁
第4章 招かざる客—初手から潰されたインドネシア人介護士受け入れ
第5章 虚妄の「移民国家論」—日本を見限る外国人介護士たち
第6章 国民不在を招いた「政治」の機能不全—“票”につながらないテーマであるがゆえに
エピローグ 外国人「研修制度」と同じ過ちを繰り返すのか
著者情報
出井 康博(イデイ ヤスヒロ)
ジャーナリスト。1965年、岡山県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。英字紙「ザ・ニッケイ・ウィークリー」記者などを経てフリー
※本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです
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