本の内容
立体音響、テクニカラー、ロボット技術、そしてCG、デジタル・アニメーション。アニメ、映画、テーマパーク。娯楽王国の原動力は、常に時代を先取りした技術力だった—。
ディズニーは1920年代後半のアニメーションから音響を積極的に利用した作品を作り、1940年には音楽アニメ『ファンタジア』で当時まだ実験段階にあった立体音響を取り入れるなど、現在に至るまで、常にその時代の音響・映像の最新技術を先取りした作品を製作してきた。
本書は、映画、テレビ、テーマパークで娯楽王国を築いてきたディズニーの成功をこうした技術の視点から解説したものである。小さなアニメ広告会社から現在の巨大なメディア組織に登りつめた大きな要因は、危機的な経済状況や文化・産業構造の大転換にたびたび直面しながらも、生き残りのための手段として、最先端技術への歩み寄りを欠かさなかった点にある。
テーマパークを含めて古今のアニメ・映画の詳しい分析を通して綴る「ディズニーの技術史」。
著者情報
テロッテ,J.P.(Telotte,Jay P.)
ジョージア工科大学文学・コミュニケーション・文化学部映画・メディア研究教授。百点以上もの映画や文学に関する記事を執筆
堀 千恵子(ホリ チエコ)
熊本女子大学(現・熊本県立大学)卒業。翻訳人
※本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです