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球体の蛇

お客様おすすめ度

★★★★ 商品クチコミ(4件)

著者/訳者

道尾秀介/著

出版社名

角川グループパブリッシング 角川グループパブリッシングもっと見る…

発行年月

2009年11月

サイズ

278P 20cm

販売価格

1,680円

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本の内容

1992年秋。17歳だった私・友彦は両親の離婚により、隣の橋塚家に居候していた。主人の乙太郎さんと娘のナオ。奥さんと姉娘サヨは7年前、キャンプ場の火事が原因で亡くなっていた。どこか冷たくて強いサヨに私は小さい頃から憧れていた。そして、彼女が死んだ本当の理由も、誰にも言えずに胸に仕舞い込んだままでいる。乙太郎さんの手伝いとして白蟻駆除に行った屋敷で、私は死んだサヨによく似た女性に出会う。彼女に強く惹かれた私は、夜ごとその屋敷の床下に潜り込み、老主人と彼女の情事を盗み聞きするようになるのだが…。呑み込んだ嘘は、一生吐き出すことは出来ない—。青春のきらめきと痛み、そして人生の光と陰をも浮き彫りにした、極上の物語。

目次

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ISBN

978-4-04-873984-9

著者情報

道尾 秀介(ミチオ シュウスケ) 1975年東京生まれ。2004年『背の眼』で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、同作でデビュー。05年『向日葵の咲かない夏』で注目を集める。07年『シャドウ』で第7回本格ミステリ大賞、09年『カラスの親指』で日本推理作家協会賞受賞。デビューからわずか5年ながら、ミステリー・ホラー・文芸など、ジャンルの壁を打ち破る大躍進を続け、いま最も注目される作家 

※本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです

みんなのクチコミ

「このクチコミが参考になった」と答えた人: 1人/1人中

★★★★

●11月新刊●
両親の離婚により、隣家に居候する友彦。
憧れていたこの家の長女・サヨの死の秘密を抱えながら、サヨに似たある女性にひかれた…。
◆ラストに驚きを与えてくれる道尾作品ですが、今回ミステリ以外の作品として書かれたそうです。
と、言ってもある意味これもミステリな色を持っています。
それはラストにすっきりと驚かせてくれるというようなものではなく、読後もつい考え込んでしまうような謎を含んでいると思うのです。
モチーフとなるスノードームのようなちょっと寂しさを持つ閉塞感も、つい考え込んでしまうのを後押しするのかもしれません。
誰もが嘘に出会わずには生きては行けません。
小さな嘘、自分の過ちを隠すためにつく嘘、相手を思いやってついた嘘…。
どれだけの嘘を吐き出して、そして呑み込んで行くのでしょう。
苦くて痛い、そんな嘘を描いた切なさの残る作品でした。

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★★★★

17歳、男子高校生のトモこと私。両親は離婚、自分はおやじギャグがちょっと寒い乙太郎さんのお家に居候。お休みの日には白アリ駆除のお手伝いもしちゃってる、ちょっと多感なお年頃。その私が、白アリ駆除に訪れた豪邸で会ったのは、心に思い続けていた(?)白いチャリんこのマドンナだった!?
★前半、どっぷり暗??くなり読むのを止めようかと思ったのですが(笑)、読みやすい文体でさくさくと最後まで読み進められました。
何が真実か?誰が嘘をついているのか?それとも誰も嘘など付いていないのか???
トモのサヨに対する憐憫、サヨの死を自分のせいと勝手に解釈し、自己嫌悪に陶酔したり何だりするトモに、ああ、若いって危うい♪なんて思ってしまいますが(←オバちゃんでもいるけど、こういう人♪)、後半、しみじーーみしました。
誰かが作ってくれた、もしくは自分で築いたスノードームの中で、それが嘘だと知りつつもその美しさ、心地よさに酔うことができるだろうか???それとも、その中から必死に脱出を試みるのか?
いやー、私は無理だね。嘘だと分かった瞬間、冷めるね。
心が狭いぞ、私(笑)。

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新着クチコミ

★★★☆☆

思春期についたうそはその後の人生が変わるほどの力があるんだよね〜。あのときあ〜すればよかったと誰もが一つくらいあるもの。結局、何が本当なのかわからないけどそういうことを思い出させてしまう本。この本はわたしにはきついわ。

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★★★★★

これって、読後感も決して良くはないから、好き嫌いにキッパリ分かれるタイプの内容ですね〜
私は、嫌いじゃなかった!
すごく、考えさせられる内容
登場人物はそれぞれ抱えている「過去」がある
その「過去」のことを、隠したり、嘘を付くことで自分を責め、誤解が重なり…
そして、ひとつの結び目が解けると、それにつれて少しずつ解け始める「…が!」 
 この「…が!」が道尾さんの面白い所

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