本の内容
カツオ・マグロはなぜ速く泳げるのか、一方止まると死んでしまうのは本当なのか。日ごろ目にする刺身の色や水族館で遊泳する姿を例にしてその遊泳能力の謎に迫る。水中でありながらも高体温を維持できる彼らならではの驚きのからだの仕組みや機能を詳しく解説する。体温を上げることで他の魚に比べてどういう利点があるのか、数々の制約のなかで独自に進化を遂げてきた成果を最新の比較生理生化学的な観点から明らかにする。
そのほか絶滅が危惧されるクロマグロの生態に関する最新の研究を紹介する。マグロがどのように回遊し繁殖するのか、研究の最先端をコンパクトにまとめた。そのうえで最終章では、魚食ブームを背景に今後のマグロ資源の展望を考察する。
◎目次
第一章 カジキマグロはマグロの仲間? /第二章 カツオ・マグロのからだの特徴/第三章 カツオ・マグロの遊泳能力と代謝機能/第四章 カツオ・マグロの体温調節能力/第五章 カジキの脳と眼を保温する発熱器官/第六章 クロマグロの大回遊/終章 未来への展望/ほかコラム14編あり
◎本書のポイント
1.カツオ・マグロの遊泳能力のひみつを解説した初めての一般書
2.絶滅が危惧されるクロマグロの生態について最新の研究をわかりやすく解説
3.食べ物から海の科学や文学までいろいろなテーマで14本のコラムを用意
目次
第1章 カジキマグロはマグロの仲間?
第2章 カツオ・マグロのからだの特徴
第3章 カツオ・マグロの遊泳能力と代謝機能
第4章 カツオ・マグロの体温調節能力
第5章 カジキの脳と眼を保温する発熱器官
第6章 クロマグロの大回遊
終章 未来への展望
著者情報
阿部 宏喜
1944年新潟県生まれ、1974年東京大学大学院農学系研究科博士課程修了、共立女子大学家政学部専任講師、助教授、教授を経て、1997年東京大学大学院農学生命科学研究科教授、2007年東京大学名誉教授。現在、シーフード生化学研究所主宰
※本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです
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