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| スタジオジブリ書店 |
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| スタジオジブリ書店 |
| ジブリの創作の舞台裏、監督たちが影響を受けた作家などの本を紹介しています。 |
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無数の島々と海からなるアースシー(Earthsea)を舞台に、並はずれた魔法の力をもつ男「ゲド」の波瀾万丈の生涯と、アースシー世界の光と闇を描く壮大な物語(全6巻)。
イギリスの『指輪物語』(J.R.R.トールキン)、『ナルニア国物語』(C.S.ルイス)と並ぶ、アメリカの傑作ファンタジー。世界19カ国で翻訳出版されている。スタジオジブリの映画公開がこの夏に迫り、あらためて注目を浴びている。映画は、第3巻を軸に展開するとのこと。

多数の魔法使いを生んだ地として、昔から名高いゴント島に生まれたゲド。幼い頃から並はずれた才能を見せた少年ゲドは、魔法を本格的に学ぶためにローク学院に入った。教えるのは、9人の長(おさ)。風の長(天候をあやつる)、手わざの長(錯覚や幻影をつくり出してみせる)、薬草の長(医術)、姿かえの長(人や物の姿を別のものに変える)、呼び出しの長(生者、死者の霊を呼び出す)、名付けの長(真のことばの達人)、様式の長(さまざまなものの意味や意図を読みとく)、ものさがしの長(ものをさがし、もとにもどす)〔のちに詩の長に代わる〕、守りの長(館の出入りを見守り、仕切る)。のちにゲドが到達した「大賢人」は、とびぬけた力をもつ10番目の長である。人々を自然災害から守り、竜や侵略者たちから守り、平和を保つことが責務である。ゲドが退いたあとは空位となる。 |
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アーシュラ・K.ル=グウィン Ursula K. Le Guin(1929〜)
アメリカの作家。カリフォルニア州バークレー生まれ。父は人類学者A.L.クローバー、母は『イシ――二つの世界に生きたインディアンの物語』(岩波書店、06年5月復刊)の作者シオドーラ・クローバー。夫は歴史学者チャールズ・ル=グウィン。両性具有者を主人公にした大人向けSF『闇の左手』でヒューゴー賞、ネビュラ賞(どちらもアメリカの代表的なSF賞)を受賞。たくさんのSFを発表してきたが、「ゲド戦記」シリーズ(6巻)でファン層を飛躍的に広げた。「ゲド戦記」は、はじめ3部作だったが、長いブランクをおいて、4巻目、さらに10年余り後に、5巻目と別巻を相次いで刊行、読者を驚かせた。評論/エッセイ集に、『夜の言葉』(岩波現代文庫、06年5月予定)、『世界の果てでダンス』があり、最新エッセイ集『ファンタジーと言葉』も近刊(岩波書店、06年5月予定)。 |
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清水真砂子さん
1941年、朝鮮生まれ。青山学院女子短期大学教授。「ゲド戦記」シリーズをはじめとして、マーヒー『めざめれば魔女』『ヒーローのふたつの世界』、ウォルクスタイン採話『魔法のオレンジの木――ハイチの民話』、『トーク・トーク――カニグズバーグ講演集』など訳書多数。著書に、評論集『子どもの本の現在』『子どもの本のまなざし』、エッセイ集『もうひとつの幸福』『学生が輝くとき』などがある。 |
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| イメージが固定化されることをおそれて、原書に挿絵を入れることさえ拒んだ「ゲド戦記」の作者、アーシュラ・K.ル=グウィンが、世界で唯一映像化にゴーサインを出してもいい、と言って挙げたのが、スタジオジブリでした。そのジブリで、世界中に名を知られる宮崎駿氏ではなく、監督としては全く無名の宮崎吾朗氏のもと、いよいよ「ゲド戦記」が映画化されることに、私は胸の熱くなるのを覚えます。無名はすばらしい。訳者として不安はないのか、ときかれます。いいえ、まったく。ひょっとしたら吾朗氏はテハヌーかもしれませんし。テハヌーって誰?と気になったら、映画公開に先立って、活字版の「ゲド戦記」をちょっとのぞいてみてください。魔法使いが登場し、竜が空を舞い、人と竜が言葉をかわすこの物語世界が、実は私達の暮らす今、現在のこの世界を、私たちひとりびとりを、その内面の葛藤と開放をどんなに鮮やかに描き出しているかに驚かされることでしょう。 |
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賢人の旅
『ゲド戦記』は、読むたびに興奮を覚えるファンタジーである。
ストーリー展開のスリルによって得られる感覚的な興奮ではなくて、物語に織り込まれた思索の跡に気づくたびに、脳の底から湧き上がってくるような興奮を覚えるのである。
初めてこの物語を読んだとき、何より興奮させられたのは「魔法」の描き方だった。世界が成り立ち、動いていくことと密接に結びついた力としての魔法。それを自在に操る竜と大賢人。めくるめくイメージの奔流……。
『ゲド戦記』を読む人は、ル=グウィンという底知れぬ闇を腹に秘めた竜と向かい会うことになる。
ぜひ、竜に会いに行って欲しい。
読み終えたときには、大賢人とともに旅をし、竜と向かい合い、この世の果てから戻ってきた深い喜びが、胸に宿っていることに、気づくはずだから。 |
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『ゲド戦記 全6巻セット』 岩波書店 11,235円(税込)>>
多くのファンを得ている定番の6巻セット。A5判・上製箱入り |
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| 『ゲド戦記I 影との戦い』 |
| 岩波書店 |
| 1,680円(税込) |
| 少年ゲドは自分に不思議な力がそなわっているのを知り、ローク学院で真の魔法を学ぶ。進歩は早かった。得意になったゲドは、あやまって死の国の影を呼び出してしまう。 |
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| 『ゲド戦記II こわれた腕環』 |
| 岩波書店 |
| 1,680円(税込) |
| アースシー世界では島々のあいだに争いが絶えない。実力をつけたゲドは、平和をもたらす腕環を求めて旅に出、暗黒の墓所で迷宮を守る巫女(みこ)の少女と出会う。 |
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| 『ゲド戦記III さいはての島へ』 |
| 岩波書店 |
| 1,785円(税込) |
| アースシーを治める大賢人となったゲドは、災いの源を断つため、若いアレン王子をともなって、竜の住むさいはての島へ向かう。黄泉(よみ)の国で二人は死力を尽くして戦う。 |
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| 『ゲド戦記IV 帰還』 |
| 岩波書店 |
| 1,890円(税込) |
| 平和と秩序を回復するために全力を出しきったゲドは、故郷のゴント島に帰った。思いがけない女性と再会したゲドは、大やけどを負った幼女を引き取ることになる。 |
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| 『ゲド戦記V アースシーの風』 |
| 岩波書店 |
| 1,890円(税込) |
| 故郷の島で妻テナー、養女テハヌーと共に静かに余生を送るゲド。ふたたび竜が暴れだし、緊張が高まるアースシー世界。テハヌーは王宮に呼び出され、重要な使命を与えられる。 |
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| 『ゲド戦記別館 ゲド戦記外伝』 |
| 岩波書店 |
| 2,310円(税込) |
| アースシーを鮮やかに照らす5つの物語(「カワウソ」「ダークローズとダイヤモンド」「地の骨」「湿原で」「トンボ」)、および作者の詳細な解説を収める。ファン必見。 |
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『岩波少年文庫版 ナルニア国ものがたり 全7冊』
C.S.ルイス/作、瀬田貞二/訳
岩波書店
5,334円(税込)
第1巻は、映画化された『ライオンと魔女』。「指輪物語」と並んで大人気。 |
『ホビットの冒険』
J.R.R.トールキン/作、瀬田貞二/訳
岩波書店
2,940円(税込)
「指輪物語」の原点。ホビットのビルボ、ドワーフ、ガンダルフが大活躍。 |
『モモ』
ミヒャエル・エンデ/作 大島かおり/訳
岩波書店
840円(税込)
人間をだまして時間をぬすむ灰色の男たちと、ふしぎな女の子モモの物語。 |
『トムは真夜中の庭で』
フィリパ・ピアス/作、高杉一郎/訳
岩波書店
756円(税込)
真夜中に時計が13打つのを聞いた少年は、不思議な庭に誘いだされる。 |
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スタジオジブリの最新作『ゲド戦記』が動き出しました。
物語の舞台は、多島海世界“アースシー”。西海域の果てに棲む竜が、突如、人間の世界である東の海に現れた。それと呼応するかのように、世界では、さまざまな異変が起こり始めていた。農民は田畑を捨て、職人は技を忘れモノを作らなくなった。街では、人々はせわしなく動き回っているが目的を失っているように見えた。そして、世界は魔法の言葉を忘れつつあった。
世界の均衡(バランス)を崩す者の正体をつきとめる旅に出た大賢人ゲドは、国を捨てた王子アレンと出会う。
原作は、『指輪物語』『ナルニア国物語』とならび称される、世界的ファンタジーの傑作『ゲド戦記』(アーシュラ・K.ル=グウィン著・清水真砂子訳・岩波書店刊)。
監督は、宮崎吾朗。『ゲド戦記』の企画に際しては、自ら絵コンテを執筆するなど制作の先頭に立ち、その手腕・才能を認めたスタジオジブリ鈴木敏夫プロデューサーから要請を受け、監督を務めることを決断しました。
アニメーション映画監督・宮崎駿の息子である宮崎吾朗は、設計事務所勤務を経て三鷹の森ジブリ美術館の総合デザインを手がけ、'01年の開館より'05年まで同美術館の館長を務めました。昨年の愛知万博では、「サツキとメイの家」の建設を統括。
脚本は、宮崎吾朗とジブリ作品『海がきこえる』の丹羽圭子が共同で執筆。音楽は、『半落ち』など多くの話題作を手がける寺嶋民哉が担当します。

本作品の主題歌、挿入歌を歌うのは、圧倒的な歌声を持つ新人・手嶌 葵(てしま・あおい)です。予告篇などで流れるのは挿入歌「テルーの唄」。萩原朔太郎の詩「こころ」に着想を得た吾朗監督が作詞し、NHK「みんなのうた」などでも知られる谷山浩子が作曲しています。
心深く沁みいるその歌は、懐かしく切ない現代の民謡(フォークソング)となるでしょう。

主人公のアレン役には、V6の岡田准一。今年に入って、『花よりもなほ』(是枝裕和監督)をはじめ立て続けに主演映画が公開される中、ジブリ作品でも、その存在感をアピールすることになります。ヒロインであるテルー役には、主題歌、挿入歌を歌う手嶌 葵。彼女の歌声に惚れ込んだ吾朗監督が抜擢しました。ゲド役には菅原文太。『千と千尋の神隠し』の釜爺役も記憶に新しいですが、今回は一転して、世界の混乱の謎に迫る“大賢人”を演じることに。そして、田中裕子、風吹ジュン、小林 薫、夏川結衣、香川照之、倍賞美津子ら豪華キャストが脇を固めます。
少年アレンと大賢人ゲドの旅を通して、「この時代を、まっとうに生きる」ことの意味を世に問う、スタジオジブリ最新作『ゲド戦記』にご期待ください。 |
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