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<第20回>
『確率論的思考』
の著者
田渕直也さん
確率論的思考
「確率論的思考=何事も絶対視せず、不確実性を前提に考えること」。一流の金融プロフェッショナルが共通して身につけているこの思考法を、おもしろい読み物としてまとめた意欲作。“日本人が書いた、やさしい『ブラックスワン』”
デリバティブのプロが教える金融基礎力養成講座
デリバティブの設計・運用という金融の最前線で20年以上の経験をもつ著者が、今後、金融がどのように変化しても対応できる知識を伝える。
>その他の著書はこちら
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今回お話をお伺いしたのは…
田渕直也(たぶち なおや)さん
1963年大阪府生まれ。
一橋大学経済学部卒業後、日本長期信用銀行(現新生銀行)入社。UFJパートナーズ投信(現三菱UFJ投信)ファンドマネージャーなどを経て、現在金融アナリスト。
主な著書に、『
デリバティブのプロが教える金融基礎力養成講座
』、『
世界一やさしい金融工学の本です
』、 『
図解でわかるランダムウォーク&行動ファイナンス理論のすべて
』、『
図解でわかるデリバティブのすべて
』(日本実業出版社)などがある。
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『確率論的思考』 で伝えたかったこと
日本社会を覆う閉そく感を打破するには、発想の転換が必要です。その一つの切り口が、本書で取り上げている確率論的思考です。
頑張りさえすればよかった右肩上がりの時代はもう戻ってきません。日本にはまだまだ多くの潜在力がありますが、古い時代の発想から抜け出せないために、その潜在力をいたずらに浪費し、ただ目先のことに振り回されるだけになってしまっているように見えます。
複雑な命題に対処するには、確率論的にものを考えていくということが効果を発揮します。そして、少し視点を変え、複線的な、そして長期的な観点からものを捉えなおすことによって、社会も企業も潜在力をもっと引き出すことができるはずです。
この本は、古い発想を捨てきれないリーダーたちへの警鐘であると同時に、新しい道を模索する人たちへの応援歌でもあります。
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今後の抱負は?
世の中はどのような原理で動いているのか。成功と失敗を分けるものは何なのか。そういう疑問が、ずっと私にとっての知的関心事だったように思います。相場を手始めに、歴史、量子力学、進化論など多くの分野に首を突っ込んできましたが、今最も関心を向けているのは、社会心理学や行動経済学の分野です。とくに企業経営における心理的な要因と影響について、今後ともいろいろと考えていきたいと考えています。
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