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1959年、エジプトで農業用水などの確保のためアスワン・ハイ・ダムの建設が決定。しかし、それによって周囲にあるヌビ
ア遺跡が水没してしまう恐れが懸念されていた。そこで、ユネスコは救済のための寄付活動を世界へ向けて発信、工事費や
保存方法に関するアイディアを募集した。結果、多くの国から寄付金が集まり大規模な移築工事が実現、ヌビア遺跡内のア
ブシンベル宮殿は守られた。
このように、保存や保護を必要としている場所は全世界に存在するが、それら全ての国で資金や人材が十分な国は少ない。
そこで『過去から引き継がれてきた地球や人類の歴史を世界中で協力し、未来へ繋げていこう』という考えの下、「世界遺
産条約」が締結された。2008年現在、この条約に賛同する国は185カ国である。
(日本は1992年、125番目に加盟国となった)
「世界遺産条約」は、正式名「世界の文化遺産および自然遺産の保護に関する条約」、その中で遺産は以下の通りに分類さ
れる。 |
<文化遺産>
顕著な普遍的価値を有する記念物、建造物群、遺跡、文化
的景観など。
万里の長城、オリンピアの古代遺跡、京都など
<自然遺産>
顕著な普遍的価値を有する地形や地質、生態系、景観、
絶滅の恐れのある動植物の生息・生息地などを含む地域
グレートバリアリーフ、マヌー国立公園、屋久島など
<複合遺産>
文化遺産と自然遺産の両方の価値を兼ね備えている遺産
ギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群、
マチュピチュなど
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