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みんなのクチコミ> 小売・商社・サービス業> 企画・販売営業・宣伝
子犬さん
クチコミを見る:180件
プロフィール:
性別 :男性(♂)
年代 :未設定
血液型 :A型
職業 :小売・商社・サービス業 | 企画・販売営業・宣伝
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コーナー
コーナー編集
網野善彦と網野史観 その2
(商品別カテゴリ:書籍 > 新書・選書)
ご一緒にお求めの際はまとめてチェック
日本社会と天皇制
網野善彦/〔著〕、岩波書店
販売価格:525円
ポイント:5ポイント
「天皇制」とは銘打っているものの、天皇制の是非そのものに関する政治的論議の本ではなく、歴史の中でどのような役割を天皇制が担ってきたのか、そしてそれがどのような影響を日本社会に与えて来たかを平易なことばで噛み砕いた内容。御醍醐と文観のかかわりや非人・遊女と供御人制など「異形の王権」などでなんども述べられている内容だが、わかりやすい言葉で書かれているので初心者にはおすすめ。
オススメ度: ★★★ ☆☆ 2006/01/18更新
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歴史の中で語られてこなかったこと おんな・子供・老人からの「日本史」
網野善彦/著 宮田登/著、洋泉社
販売価格:819円
共に神奈川大学常民文化研究所研究員の歴史学者網野氏と民俗学者宮田氏の興味深い対談集。第1部は1997年末から1998年正月にかけて収録された対談で、今までの「歴史」の担い手である「成年男子の農耕民」から外れた女性や子ども・老人、職人・山民・海民などについて語り合っている。気心が知れているだけあり、お互い簡単には相手の説に納得はせず、深く突っ込んで論じているのが面白い。第二部は1982年~1995年の間に雑誌などに収録されたものの再録であり、「歴史学と民俗学」「衣装」「コメ」などのテーマについて語りあっている。平易な語り口なので非常に読みやすく、かつ「日本」像を考え直させる深い内容であり、網野初心者にはオススメかもしれない。
オススメ度: ★★★★★ 2006/01/19更新
中世再考 列島の地域と社会
網野善彦/〔著〕、講談社
販売価格:861円
ポイント:8ポイント
中世社会史や東西文化論、地名、宮本常一氏などに関する網野氏の小論集。特に史料に基づいた具体的なデータを示し中世の庶民の生活状況を論じた「中世民衆社会の様相」や「南北朝内乱の社会的意義」などの論が興味深かった。中世以外ではちょっとデムパな発言が多い網野しだが、やはり専門の中世に関しては非常に考えさせられる発言が多い。
中世的世界とは何だろうか
網野善彦/著、朝日新聞出版
販売価格:1,365円
ポイント:13ポイント
週刊朝日「日本の歴史」シリーズに掲載された網野氏の著述を一冊にまとめたもの。「中世の非人と女性」など他の著書にも転載されている論考も多く、目新しさには欠けるが、「網野史観」の基となる考え方を知るにはお勧め。あまり網野氏の他の著書を読んでいない方のほうが楽しめるかも。
古文書返却の旅 戦後史学史の一齣
網野善彦/著、中央公論新社
販売価格:693円
ポイント:6ポイント
網野氏が若かりし頃所属した水産庁の研究施設、通称「月島分室」に漁業史資料館設立計画のために集められそのまま死蔵された日本各地の旧家から借用した古文書。この古文書を40年近くの時を経て各地の旧家を再訪して返却に回った網野氏の回想記。網野氏の著作にも度々登場する「時国家」や「太良庄」、「二神島」での古文書の扱われ方や、それに対する所蔵者の想いが返却の旅の中で網野氏自身の歴史像にも強く影響を与えたことがわかる。しかし個人的にはもう少しマシな文書管理ができなかったものなのかと呆れてしまう部分もある。
オススメ度: ★★★★ ☆ 2006/01/19更新
馬・船・常民 東西交流の日本列島史
網野善彦/〔著〕 森浩一/〔著〕、講談社
販売価格:1,103円
ポイント:10ポイント
中世を専門とする歴史学者の網野氏と、考古学者の森氏の「日本」に関する対談(雑談?)を纏めた一冊。馬の活躍、海の交流、歴史の「定説」に関する疑問などを語り合っているのだが、お互いに自分の専門領域に引き込んで語るので、話の筋が古代(森氏)→中世(網野氏)→古代(森氏)といった感じで錯綜して読みにくく、網野氏の発言はほとんど既出のものとかぶっており新鮮さに欠ける。また天皇制への過剰な警戒感も疑問に思われた。
忘れられた日本人
宮本常一/著、岩波書店
販売価格:735円
ポイント:7ポイント
民俗学者の枠に収まらない旅する巨人、スーパーフィールドワーカー宮本常一氏の代表的な一冊。歴史の表舞台には決して出てこない農村の人々の暮らし、そしてそこに伝わる文化を彼ら自身の口から聞き書きしたものだが、近代化に伴い進歩や発展の名のもとに切り捨ててきたそのような人々の暮らし・伝承文化中にこそ「日本人の原点」があるように感じられた。特に宮本氏が自身の祖父宮本市五郎氏について尊敬と親愛をこめて語った「私の祖父」が心にしみた。
『忘れられた日本人』を読む
網野善彦/著、岩波書店
販売価格:2,625円
宮本常一氏の名作「忘れられた日本人」について歴史研究者の網野善彦氏が行った講演に加筆・修正した作品。内容的には「忘れられた日本人」の解説というよりは、網野史観による「忘れられた日本人」の解釈といった方が正しい。内容的にうなずける部分も多いのだが、宮本氏の趣旨を歪めているのではないか?と思える部分もあり手放しに賛辞はできない。が、全体的に見ればより深く「忘れられた日本人」の描く世界を知ることはできる。
網野善彦を継ぐ。
中沢新一/著 赤坂憲雄/著、講談社
販売価格:1,260円
今年二月に亡くなった異能の歴史家網野善彦。学会においては異端であり続けた彼の歴史に対する視点は異端であるがゆえに忘れ去られてしまうかもしれない。そんな危機に晒された「網野史観」を継ぐべく彼の甥でもある宗教学者の中沢新一氏と民俗学者の赤坂憲雄氏が「対談した一冊。だが中沢氏の発言は上滑りした上ややピントがずれている感がある。西尾幹二のような輩に言われ無きというか私怨としか思えない理不尽な批判を受けがちな「網野史観」だが、歴史学だけでなく民俗学からも宮田登氏のように呼応し、新たな視点で「社会」について語れるようになって欲しいとつくづく思った。が、それは決して中沢氏ではできないこともわかった。
僕の叔父さん網野善彦
中沢新一/著、集英社
月刊「すばる」の2004年5月号~7月号に連載された中沢新一氏による網野善彦氏追悼文に大幅に加筆訂正したもの。網野氏の歴史観を「トランセンデンタル」という耳慣れない言葉によって専門の宗教学的な面から解析しようとするなど衒学的に感じられる。また自分の言葉に酔っているような印象もあり、言葉が上滑りして地に足がついていない感じがする。中途半端に網野氏の歴史観について解析したり、自分の子どもの頃の話をするよりは単なる網野氏の生前の思い出話に留めておいた方が良かった気がする。何より亡くなった親族をネタにして金稼ぎをする態度が気に入らない。
東西/南北考 いくつもの日本へ
赤坂憲雄/著、岩波書店
販売価格:756円
東西の軸で語られることの多い日本列島の文化を、南北の軸という新たな視点から見つめなおすことにより、列島の文化の多様性をあぶりだす一冊。柳田以降の民俗学が一方で除外し、一方で聖視してきた「北の文化」北海道や「南の文化」沖縄・宮古までをも視野に入れることにより見えてくる縄文にまで遡る文化的断層から、日本は単一の文化(「ひとつの日本」)などでは決してなく、多様な文化が絡まりあって生成されている(「いくつもの日本」)ことを示してくれる。「日本人は単一文化単一民族」などというすでに大正時代には否定されていた妄想をいまだ抱いているような人にこそ読んでもらいたい。
異人論序説
赤坂憲雄/著、筑摩書房
内部/外部、秩序/混沌といった共同体=「我ら」とその外部=「彼ら」の二元論的関係性をその両者のはざまに棲む人々=異人に沿って考察する一冊。異人といっても全く見たことも聞いたこと無い『他共同体の構成員』だけでなく、共同体周縁部に来訪する行商人などの『遍歴者』や集団内部から「内部の外側、外部の内側」に隔離された『不具者・病人・狂人』などをもその対象とする。遠野物語など日本の民俗社会に即した部分はイメージが明快でわかりやすかったが、未開文化やヨーロッパの民俗社会の部分はイメージの把握に苦労した。特に構造主義的な文化人類学的な側面からの視点は言葉ばかりが先行してイメージ全体が曖昧模糊として非常にわかりにくいのが難点。また印象に残ったのは政治的集団からみた「異人論」。政治的なものの根源は供犠とその鎮魂であり、そのために常に供犠となる「異人」を必要とし、究極的には「友か敵か」という識別指標に辿りつくという部分は、現実としてどこかで聞いたことがあるようで興味深い。
網野史学の越え方 新しい歴史像を求めて
小路田泰直/編集、ゆまに書房
2003年11月に行われたシンポジウムの内容を一冊にまとめたもの。日本史の全体を貫くグランドセオリーとは何かをテーマにその素材として「網野史学」を俎上に上げている。各発表者が網野史学の歴史学的位置づけについて語っているのだが、手放しで賛美するのでもなく、感情的に批判するのでもないその姿勢には好感が持てる。個人的には「無縁」に拠って立つ天皇の聖性を「権威性を喪失する力学を内包することによって安定する(内包しなければ安定化しない)権威」と位置づけた小関氏のスタンスが一番共感できた。
(オススメ度: ★★★ ☆☆ (3点/5点満点) 2006/01/18更新)
このクチコミは参考になりましたか? はい いいえ [ 報告する ] 投票ありがとうございました。
(オススメ度: ★★★★★ (5点/5点満点) 2006/01/19更新)
(オススメ度: ★★★★ ☆ (4点/5点満点) 2006/01/19更新)
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