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こどもの本は、ともに未来を語り、希望を語る
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代表取締役 坂井 宏先
『ふたりのロッテ』や『エーミールと探偵たち』の著作で知られる、ドイツの児童文学者、エーリッヒ・ケストナーは、“すぐれた児童文学者は、豊かなこども時代を確実に過ごしている。そしてその輝かしい瞬間を記憶の裡に鮮明に刻みこんでいる”と語っています。この豊かなこども時代とは言うまでもなく社会的・経済的に裕福なるこども時代を過ごしたということではありません。すべてのものに対して、こどもらしい好奇心、探究心、あこがれの心、そして、人間に対する限りない愛情を抱いて豊かに過ごせたかをさしているのです。 この事は、こどもの本の出版を志す我々にとってもとても大切な事です。例えば、スティーブンソンの『宝島』の登場人物と一緒になって物語世界を疾走し感動する心を持てるか、こどもの本の世界で、戦後最大のベストセラーといわれ2300万部を記録しこどもの本のバイブルとされている那須正幹の「ズッコケ三人組シリーズ」(ポプラ社刊)を本当に面白く感動して読破できるか、そして絵本、童話、少女小説を読んで涙する心を有しているか、が要求されるのです。物事を多く知っていることも大切ですが、それよりも何をどのように感じられるかといった感性が、知識よりも要求されるのが、こどもの本の世界です。 私は、フランスの詩人、ルイ・アラゴンの、“生きるとは、共に未来を語ること、そして希望を語ること”という言葉がとても好きです。 こどもの本を語るとき、すべてがこの言葉に集約されているといつも感じます。
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こどもの売れ筋商品
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ふたりの箱
クロード・K・デュボア/作 小川糸/訳
1,260円
12ポイント
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